大腸カメラ検査について

大腸カメラ検査とは

正式には大腸内視鏡検査ともいわれます。大腸カメラ検査では肛門からカメラを挿入して、大腸の内部を直接、観察する検査です。大腸ポリープや大腸がんの早期発見に繋がります。早期の病気であれば観察と同時に治療も可能です。

大腸カメラ検査で分かる疾患

大腸カメラ検査で分かる病気は、大腸がん、大腸ポリープ、潰瘍性大腸炎、過敏性腸症候群、クローン病、大腸憩室症などが挙げられます。

この島原半島にお住いの皆様で大腸がんで亡くなる方をゼロにしたいと強く思い、日々診療・検査を実施しています。お腹の症状でお困りの際やがんが心配とお考えの方はいつでもお気軽にご相談下さい。

大腸カメラ検査が必要な理由

大腸がんが増えているから

今や成人の2人に1人はがんになり、3人に1人はがんで亡くなっています。
がんの中でも大腸がんは近年増加傾向にあり臓器別死亡数は女性の第一位、男性の第三位です。特に無症状でも大腸がんが発生している事もあります。多くの人にとって、もはや他人事ではありません。

がんの部位別死亡数

男性女性
1位大腸
2位
3位大腸大腸
4位肝臓膵臓膵臓
5位膵臓乳腺肝臓
大腸がんは大腸カメラで予防できるから

大腸がんはほとんどが大腸ポリープから段々と変化して大きくなりがんへと進行して行きます。このポリープの段階で治療できれば大腸がんはほとんどが予防できます。 (大腸ポリープを大腸カメラで切除する事によって、大腸がんになる確率を80%減らす事ができます)

長年検査を受けず、何らかの症状が出て大腸カメラをしてみると進行した大腸がんが見つかり、もっと早く検査をしたら良かったと後悔される場面に出くわします。早めに大腸カメラを受けて大腸がんを予防しましょう。

大腸カメラが敬遠される理由

大腸カメラは痛くて苦しいと噂で聞いた。あるいはお尻を見せるのが恥ずかしい。このような先入観をお持ちの方、以前受けた大腸カメラが辛かったという経験のある方にとって大腸カメラは敬遠されがちです。

検査へのためらいを払拭すべく、当院では苦痛の少ない大腸カメラ実現のため様々な工夫に取り組んでいます。

当院の大腸カメラ検査の特徴

大腸カメラの苦痛を軽減する為の工夫

希望により鎮静剤を使用し眠ったまま受けられる大腸カメラ検査

当院では患者様のご希望にそって鎮静剤を使用します。眠っている間に大腸カメラ検査を受ける事が出来ますので、苦痛を減らした検査が可能となります。また、検査後は鎮静剤の効果が切れるまでリカバリールームで休憩出来ます。

経験豊富な医師が大腸カメラ検査を実施

当院の医師は今までに多数の大腸カメラ検査実施経験があります。患者様のお身体に合ったカメラ挿入を心がけて行う事で楽に検査を受けていただいています。検査時間は15~30分ほどです。

軸保持短縮法による挿入

大腸への負担を減らすように大腸をできる限り伸ばす事なく一つ一つのヒダをたたみ込んでカメラを挿入します。

炭酸ガス送気

大腸を膨らませる(送気)時に空気ではなく炭酸ガスを使用します。

炭酸ガスは空気に比べて腸から約30倍の速さで吸収され吐き出す息で自然と排出されます。送気を炭酸ガスにすることで検査中や検査後のおなかの張りを抑えることが出来ます。

3次元ナビゲーションシステム

通常の大腸カメラではカメラ先端で見えている腸の中の情報しかわかりません。カメラがどのような形で入っているのか、大腸が伸びていないか、たわんでいないか、また今どの場所にあるのかは検査医の手の感覚や経験によっておおよそを推測しながら挿入していきます。

大腸の形や長さは人によって千差万別で、曲がりやねじれのきつい方、手術後などお腹に癒着がある方では、カメラの挿入が難しくなり痛みを生じやすくなります。このような場合には特にカメラの挿入形状を立体的に確認する事で患者さんに負担の少ないスムーズなカメラ挿入を補助してくれます。

前処置薬(腸管洗浄下剤)内服の工夫

大腸カメラを行うにあたり検査前の準備(前処置)として大腸の中を綺麗に洗わなければいけません。大腸内が綺麗な状態にならず便が残ると十分な検査観察ができず、折角の検査も台無しになってしまいます。

前準備に1.5~2リットルの液体を時間をかけて飲む必要があります。この液体を前処置薬(腸管洗浄下剤)と言います。

院内で前処置薬(腸管洗浄下剤)服用が可能

ご自宅で下剤を服用してから、クリニックまで来ていただく間のトイレの不安を解消する為に、当院では院内で下剤を服用して頂いています。看護師が付き添いながらの下剤服用となる為、大腸カメラ検査を受ける皆様にご安心して下剤を服用していただいています。

※ご自宅での前処置薬(腸管洗浄下剤)の服用を御希望の方には、服用の仕方を詳しくご説明した上でご自宅での服用も可能です。

前処置薬(腸管洗浄下剤)を飲まずに注入する方法

前処置薬(腸管洗浄下剤)服用の必要なし

『胃カメラ注入法』

大腸カメラを受けられた方の中には検査自体の苦痛は無くても、前準備の前処置薬(腸管洗浄下剤)を飲むのが大変だったとおっしゃられる方もいらっしゃいます。味の好みも合わず(梅味)お腹もふくれてなかなかうまく飲めない事もあります。

そこで当院ではそのような方には胃カメラから前処置薬(腸管洗浄下剤)を注入する方法をおすすめします。

具体的には大腸カメラと同じ日にまず胃カメラ検査を行います。鎮静剤を投与して胃カメラを行いますので、眠っている間に挿入した胃カメラから直接、前処置薬(腸管洗浄下剤)を流し込みます。これによって味を感じる舌を通らず、胃のふくれも少なく前処置薬(腸管洗浄下剤)を飲む必要がほとんどありません。

胃カメラ検査後30分くらいで排便が始まり、2時間後くらいには大腸が綺麗になります。胃カメラと大腸カメラを同日にできるというメリットもあります。実際にこの方法を行った患者さんには好評価を受けています。

※以前の検査で前処置薬(腸管洗浄下剤)を飲むのが辛かった。あるいは1.5~2リットルも飲めそうにないと不安な方におすすめの方法です。ご希望される際には医師にご相談下さい。

その他の取り組み

土曜日も大腸カメラ検査を実施

当院では平日お仕事でお忙しい方にも大腸カメラ検査を受けていただけるように、土曜日も大腸カメラ検査を実施しています。是非ご活用していただきたく思います。

大腸検査の恥ずかしさを少なくする取り組み

検査時には検査専用のズボンを着用していただきます(使い捨て)。
大腸カメラ挿入部にわずかな隙間だけ開いており、お尻を丸ごと出す必要は全くありません。

日帰りでの大腸ポリープ切除

大腸ポリープ切除(ポリペクトミー)とは大腸カメラを使って大腸ポリープを取り除く治療です。

大腸カメラ先端から輪っか状の切除機械を出してポリープをしばり、その機械に電気を通しポリープを焼いて切り取ります。大腸粘膜には神経は通ってないので切り取る時の痛みはありません。切り取った後の傷口には出血予防のためクリップという金具をかけおおいふさぎます。

当院では大腸ポリープを大腸カメラ検査で発見し次第、同時に切除しています。

最初の大腸カメラは観察だけ、検査でポリープが見つかったら後日仕切り直しの2回目に切除する。という流れでは、1.5~2リットルの前処置薬(腸管洗浄下剤)をまた飲まなければなりませんし、大腸カメラをまた挿入しなければならないなど、二度手間になり、患者さんの負担も大きくなってしまいます。当院では検査と同時にポリープ切除治療を行っています。

※稀ですが、血液サラサラのお薬を飲まれている場合、ポリープが大き過ぎる場合、切除が難しい場所にある場合などは観察のみとなり後日仕切り直しで切除となる事もあります。

大腸ポリープ切除は日帰りで可能です。

ほとんどの患者さんを日帰りで治療しています。

※ポリープそのものの大きさや切除後の傷口の大きさ、切除直後の出血の具合などによっては1泊入院が必要になる事もあります。

ポリープ切除後の注意点

ポリープ切除後1週間くらいは出血のリスクがあります。
排便時にはすぐに流さずに排便状況、特に色を確認してください。

ポタポタとした出血、トイレットペーパーにつく程度であれば問題ありませんが、便器が真っ赤になるような出血が起こった場合にはご連絡ください。

<切除後出血を防ぐための注意点>

  • 飲酒はお控えください。
  • 食事は消化の良いもの(おかゆ、うどんなど)をとるようにしてください。
  • 固い食べ物、辛い食べ物、刺激物はお控えください。
  • 温泉やサウナ、長時間の入浴はお控えください。
  • 心拍数の上がるような激しい運動はお控えください。

大腸カメラ検査の流れ

検査を受けられる前に一度受診をしていただきます

大腸が綺麗になりやすいように検査日前からのお食事など事前の注意点、検査日当日の流れなど具体的にご説明いたします。カスが残りにくい食事内容にすると検査が比較的スムーズに行えます。

日頃飲まれているお薬がある場合はお薬手帳を御持参ください。特に糖尿病のお薬を内服されている方は検査日の内服の可否についてお伝えしますので医師までお伝え下さい。

検査前日のお食事は消化の良い食事をとってください。

可能ならば2~3日前から食事の注意点を心がけていただけたら前処置薬内服量を減らす事ができたり前処置時間の短縮につながります。

検査前日の21時以降はお食事はできません。お茶や水等のお飲み物のみ摂取可能となります。
また、事前診察時に処方した下剤(ラキソベロン)を夕食の1時間後に服用していただきます。

朝食は摂らずに当院までお越しください。水お茶など透明な水分は飲んでいただいて構いません。
当日服用するお薬がある方は事前に医師までご確認下さい。

※着替え(下着、脱ぎ着がしやすいズボン/スウェットやジャージ、パジャマなど)を御持参ください。

※水を当院で用意しています(有料 1本500ml 60円)。お茶など希望される場合は500ml2本を御持参ください。

まずは前処置薬(腸管洗浄下剤)をゆっくりと服用していただきます。
腸が綺麗になるまで早い方で2時間、平均3~4時間かかります。便秘のひどい方では6時間くらいかかる事もあります。

排便が綺麗になれば検査が可能になります。
検査開始直前から点滴をします。検査時間は15分から30分くらいです。

検査が終わりましたら点滴終了まで休憩室でお休みして頂きます。
その後、検査画像をお見せしながら結果を御説明いたします。

大腸カメラ検査・手術料金表

目安となるおおよその金額です。
実際の診療内容によって金額は前後することがあります。

ポリープ切除料金はポリープの大きさや個数、臓器数で保険点数が異なるため、かかる費用に幅があります。
生体検査と病理組織検査も、生検個数や臓器数で保険点数が異なるため、かかる費用に幅があります。

保険
1割負担
保険
2割負担
保険
3割負担
大腸カメラ検査のみ¥2,500¥5,000¥7,200

大腸カメラ検査

生体検査(生検)

病理組織検査

¥4,000 ~ ¥5,600¥7,800 ~ ¥12,000¥12,000 ~ ¥16,500

大腸カメラ検査

ポリープ切除

病理組織検査

¥7,500 ~ ¥11,000¥15,000 ~ ¥22,000¥22,000 ~ ¥33,000

大腸ポリープ切除は手術として生命保険の還付金がおりる場合があります。
詳しくは加入されている生命保険会社へご確認ください。

よくあるご質問

Q大腸カメラ検査を受ける為には一度受診する必要がありますか?
事前に受診していただきます。
受診時にラキソベロンと言われる下剤を処方し、検査前日に服用していただきます。
Q大腸カメラ検査は保険が適応されますか?
適応されます。大腸カメラ検査を受ける前に受診していただきますので、保険は適応されます。
Qポリープ切除を行う際は、その日のうちに検査が終わりますか?
ポリープ切除にかかる所要時間はポリープ1個あたり10~15分程度であり、その日の内にご帰宅できます。
Q大腸カメラと胃カメラは同じ日にできますか?
できます。事前の外来受診が必要です。
なるべく時間のかからない方法も提案できますので詳しくは事前の外来受診の際にご相談ください。

お問い合わせ

早期の大腸カメラ検査、定期的な大腸カメラ検査で、大腸がんは予防できる時代となりました。
この島原半島にお住いの皆様で大腸がんで亡くなる方がゼロにしたいと強く思い、日々診療・検査を実施しています。お腹の症状でお困りの際はいつでもお気軽にご相談下さい。

0957-62-6305

電話受付時間

平日 8:30~18:00 / 土曜 8:30~16:00